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2014年 決算特別委員会-11月16日

芳賀委員
 先日の当委員会で青少年センター費について質疑をさせていただきましたが、今日は主要施策説明書49ページ、神奈川芸術劇場指定管理費について伺ってまいります。
 まず、入館者数の推移について確認をさせていただきたいと思います。
文化課長
 神奈川芸術劇場KAATは、平成23年1月に開館し、初年度である平成22年度は3箇月のみの運営で、入場者数は4万5,441人でした。平成23年度はオープニングラインアップとして、太平洋序曲など大型の公演を多く行いまして、19万7,347人の入場がありました。平成24年度は15万1,487人でした。また、平成25年度上半期は7万2,772人で、前年同期に比べまして481人増加をしております。
芳賀委員
 コスト面についてなんですけれども、運営費のコスト削減状況と委託部分に関しても、定額の委託ではあるんですけれども、定額の中での事業の充実度について確認をさせていただきたいと思います。具体的な取組も併せて教えていただきたいと思います。
文化課長
 KAATの施設運営事業費支出の決算額は、平成23年度は約5億3,818万円で、平成24年度は約5億2,708万円となっており、1,110万円の減となっています。コスト削減の要素としては、高熱水費の減などです。事業につきましては、指定管理料の事業費が減額である中、文化庁の補助金をはじめとした助成金の確保を図るほか、さいたま芸術劇場など、他の劇場とのネットワークを生かした多様な公演の実施や、舞台美術者の人材育成ワークショップ事業に取り組むなど、事業の充実を図っております。
芳賀委員
 サービス向上に関しまして、どのような取組があったのか、具体的に利用者サービスの向上について、主な取組をお聞きしたいと思います。
文化課長
 利用者サービスとしましては、フェイスブックやツイッター等のウェブ上での公演情報の積極的な発信に取り組んだほか、アマチュア利用者への準備段階からの技術的なサポートを行うなどの貸し館利用者の利便性の向上や、託児サービスの実施、ビュッフェの充実等を行い、来館者の利便性の向上に向けた取組を行っているところでございます。
芳賀委員
 サービスの向上に関しまして、さきの県民企業常任委員会で、神奈川芸術劇場で観劇にいらっしゃったお客様に大量なチラシを配ることに対して、このような習慣はやめるべきだと要望を申し上げたんですが、どのように検討されているのか伺います。
文化課長
 その件につきましては、神奈川芸術文化財団とともに検討いたしましたが、利用者満足度調査の結果からは、公演情報収集手段といたしましては、現在、チラシが一番多く、現段階では宣伝効果が高いと思われます。
 また、他の劇場等に協力する形で配布をしているチラシも多いことから、当面は継続をし、今後につきましては、調査結果を見ながら検討してまいりたいと考えております。
芳賀委員
 この点については、後々また常任委員会で取り上げさせていただきたいと思います。
 神奈川県立県民ホール指定管理業務実績評価委員会の結果の反映状況は今どうなっているのか、そしてタスクについてどのように管理されているのか伺います。
文化課長
 実績評価委員会は年1回、5人の外部有識者から御意見を頂くとともに、年間十数回、公演を鑑賞いただき評価項目ごとに御意見を頂いております。指定管理者では、こうした委員会の意見を踏まえ、業務の改善を行っており、具体的な事例としましては、ホームページのリニューアルやフェイスブック、ツイッター等の活用促進等、様々なサービス向上につなげているところでございます。
芳賀委員
 タスクの管理についても伺ったと思うんですけれども、反映状況とともに、この委員会で出された意見、これがどのように今進んでいるかとか、そういった部分については、何かアクションを起こされていないのか、お聞きしたいと思います。
文化課長
 指定管理ということでございますが、業務の改善につきましては、先ほど申し上げたような形で行っているという状況でございます。
芳賀委員
 それは特に公開みたいな形で外に出すということはないんでしょうか。
文化課長
 実績評価委員会の会議結果につきましては、こちらの方はホームページで現在公開をさせていただいております。
芳賀委員
 これ以上ちょっと質問するのやめますけれども、この実績評価委員会の結果を出すのはもちろんなんですけれども、ここで様々な意見が出ていると思うので、やはりこれについてはしっかりとタスクとして受け止めていただいて、それをホームページで公表して、しっかりとその進捗状況なども管理していただければと思います。
 選定の経緯で非公募であったことを承知しているんですけれども、指定管理者選定を非公募にしたから実現できたことを具体的に教えてください。公募では実現できない理由も併せて伺います。
文化課長
 前回、選定時に公募とし、神奈川芸術文化財団を指定管理者としたことによりできたことといたしましては、KAATの開設当初から財団の方が既に用意しておりました、県内公立文化施設等のネットワークを生かして事業を展開するとともに、財団がもともと県民ホール本館の指定管理を行っておりましたので、本館との一体運営により多彩な事業と効率的な維持管理が行えていることであると考えております。
 また、公募とした際に、仮にこの財団が選定されていなかったならば、KAAT開設時からのこういった一体管理運営ができなかったということはあると思っております。
芳賀委員
 それでは、今後この指定管理については非公募を続けるということで、それぐらいこの部分について重要視をされていたということでよろしいでしょうか。
文化課長
 次期の指定管理者につきまして、公募にするか、非公募にするかということにつきまして、具体的なスケジュールとしましては来年の9月までに決定をすることになりまして、最終的に平成27年6月議会で指定管理者について御議決いただくといったスケジュールになっておりますので、今後、次回の選定方法につきましては、検討してまいりたいと考えているところでございます。
芳賀委員
 ちょっと聞き方を変えますけれども、では今回、非公募だったからこそ実現できたこと、公募では実現できないことをお聞きしましたけれども、この理由があったから非公募になったという認識でよろしいでしょうか。
文化課長
 非公募とした理由ということでございますけれども、一つにはKAATとして運営していくために、企画制作等に習熟した専門性の高いスタッフを確保し、全員がネットワークの下で継続的、かつ確実に事業を実施できるものを選定する必要があったということ。
 もう一つの理由といたしましては、先ほども申し上げましたとおり、KAATが開設されました平成24年度が県民ホール本館の1期指定期間の5年目に当たり、本館とKAATの一体運営による効率化、合理化等を図り、多彩な事業展開ができるようにしたいといった理由、この2点がございました。
芳賀委員
 やはりそこの部分が非公募だったからできたではなくて、やはり公募にしても、そこをできるようにしていくのが県の役割だと思いますので、是非、その部分もしっかりと管理をしていただいて、今後これについてもしっかりと注目をさせていただきたいと思います。
 次に、神奈川芸術劇場事業委託について具体的に伺っていきます。
 まず、平成24年度の(株)パルコへの神奈川芸術劇場からの支払額と舞台制作の委託費の総支出に占める割合をお聞きします。
文化課長
 平成24年度にKAATから(株)パルコに対して支払いました委託料は、合計で1億1,396万円で、舞台制作に係る委託費の総額が2億6,667万円でございますので、42.7%となっております。
芳賀委員
 具体的には宮本亜門芸術監督が2本の舞台を委託していることでよろしいでしょうか。
文化課長
 内容といたしましては、宮本亜門芸術監督が演出いたしました3本の公演に係る委託費及び小野寺修二氏が演出いたしました舞台の委託費、さらに三谷幸喜氏が演出いたしました演劇の委託費で、合わせて5本の公演の委託費などとなっております。
芳賀委員
 (株)パルコに支払われた舞台制作の委託費の中で、演出費についてそれぞれどなたに支払われているのか伺いたいと思います。
文化課長
 今、御説明をさせていただきました五つの公演を演出いたしました宮本亜門氏、小野寺修二氏、三谷幸喜氏の3名でございます。
芳賀委員
 額についてはそれぞれ幾らになるかお聞きをしたいと思います。
文化課長
 演出料につきましては、舞台制作一式の委託料の中に含まれているものでございますので、県として内訳の金額は把握しておりません。
 また、委託契約を行っている財団側でも、公演によって出演料や演出料等を含む公演料として、1公演当たりの単価に基づく契約をしている場合には、内訳としての演出料は承知していない場合もあるとのことです。
 さらに財団が演出料を承知しているものにつきましても、演出料を公表することは、今後の当人の契約に当たりまして相場的なものとなるおそれとなることがあること、また、財団側としましても、今後の営業活動に支障をきたすおそれがあるため、財団の情報公開規定に基づきまして非公開としているとのことでございます。
芳賀委員
 この部分についてなんですけれども、常任委員会でも指摘をさせていただいているんですが、やはり県のお金が入っているものですから、県がまず把握していないというのは、そもそもいかがなものかと思いますし、そしてそれから財団の方でも把握されていないことがあるというのは、本当にこれはちょっとびっくりする事実でありますので、是非ともこの辺についてはしっかりと把握をしていただいて、後ほども申しますけれども、県民の皆さんの目線に立って、是非とも皆様のお仕事をしていただければと強く要望させていただいて、次の質問に移ります。
 以前から私は神奈川芸術劇場の芸術監督の職務や報酬についていろいろ調べさせていただいております。契約書は見せていただけないとのことで、報酬の額は先ほど演出料の件もそうですけれども、いまだに不明ですし、芸術監督の職務についてぼんやりとしか、今、分かっておりません。
 ちなみに委員会議事録で調べたところ、昨年、平成24年10月31日の決算特別委員会で、芸術監督の役割を聞いた際の当局の御答弁が次のようでした。宮本芸術監督には、主にKAATの芸術面の方向性を定めること、また、KAATで上演する作品の制作をお願いしております。また、併せて自主事業の年間ラインアップ策定へ参画いただいておりますし、ワークショップも実施いただいております。宮本監督に就任をお願いした時の当初の狙いでございますが、これは宮本芸術監督の持っていらっしゃる演劇、オペラ、ミュージカルなどの舞台芸術全般にわたる豊富な経験と実績を生かした多彩な作品の創造発信を行っていただきまして、県民の生活が一層豊かで潤いにあふれた文化の誇り高いものとなることを期待してお願いしたということがございますというのが、この質問に対する答弁でした。
 そして県のホームページの宮本亜門芸術監督就任の時のニュースリリースが出ているんですが、こちらも読ませていただきます。芸術監督には、この劇場の運営に当たっての中心的存在として、長期的展望の下で芸術面の方向性を考えるとともに、年間の運営方針や個々の作品の企画制作にも関わるなど、様々な形で御活躍いただきますというのを聞くと、演出も芸術監督の役割として入っていると、理解するのは本当に容易だと思うんですが、どのようにこの意図でこの答弁をされたのか。そしてここには演出費用が別に支払われているということですから、別途、支払われている事実はしっかりとしたものがあったのか、お聞きしたいと思います。
文化課長
 昨年の決算特別委員会における御質問ということですけれども、これは宮本芸術監督の果たしている役割と、主催者側として宮本氏にどのようなことを期待し臨んでいったか、またそれがどの程度、形になっていったかということをお尋ねになったものでございまして、そこで宮本氏が実際にどのような活動をされたのかという実績を具体的に御説明をさせていただく趣旨でお答えをしているものでございます。
 なお、宮本亜門氏に芸術監督としてお願いをしている役割でございますが、繰り返しになりますが、事業の芸術面の方向性を決めること、KAATで上演する作品作りに当たっての企画プロデュースの他、自主事業の公演ラインアップの検討、人材育成事業の実施、貸し館の利用調整への参画、劇場の顔としての広報活動といった内容でございまして、個々の作品の演出までを含めるものではございません。
芳賀委員
 そうであるならば、しっかりと、この答弁の中にその部分が入ってきませんと、私が演出料に関して、いろいろ資料を取り寄せて調べた結果分かったことであって、これでは県民の皆さんには演出料が芸術監督の報酬とは別に支払われているという事実は全く伝わらないと思いますので、その点についてもう一度、県民の皆さんに対して演出料が支払われているという事実を伝える意図があったのかどうかについて、もう一度お聞きしたいと思います。
文化課長
 繰り返しになるのですが、昨年のこの答弁の際には芸術監督の役割がどの範囲かということでのお尋ねではなく、またその報酬の内訳といったことでもございませんでしたので、説明の中では芸術監督として何をしていただいているということの趣旨をお答えさせていただいているという状況でございました。
 演出料につきましては、個別の作品を制作する中での演出家としての業務への対価ということで、当然、別途支払われるべきものと考えておりまして、この状況というのは芸術監督を置いている他の団体でも、みんな同様というふうに聞いているところでございます。
芳賀委員
 この芸術監督の置いている他の方も同じということで、これはやはり業界の慣例みたいな部分が多分強いと思うんですけれども、やはり業界の慣例というのは県民の皆さんには関係ないわけで、やはりこの県の補助金が入っているこういったものについて、しっかりとまず県、そして財団として県民の皆さんに報告をする説明責任があると思いますが、この演出料が支払われているということについて、今まで県として、それから財団として、何か情報を県民の皆さんに提供をされたことがあるのかないのか、お聞きをしたいと思います。
文化課長
 先ほどの御答弁をさせていただきましたとおり、この演出料というのが、個別に外に出ているものではなく、舞台制作の委託費の中に含まれているというものでございますので、こちらの詳細につきまして、県民の皆様へお伝えしているということはございません。
芳賀委員
 やはり、そこの部分に県民の皆さんの目線というのが忘れ去られているのではないかなと思います。県立新ホール神奈川芸術劇場管理運営計画の、4広報・営業活動の取組みとある中に、芸術劇場の事業に対する理解と信頼を得ていくとあります。その方法として、やはり私は重要なのは県民の皆さんに対する説明責任だと考えております。そしてその説明責任については、中の事業評価にしか説明責任が明記をされておりません。やはりこのような状況を考えると、事業評価とともにもっと明確に神奈川芸術劇場の全事業について、しっかりと説明責任を果たすという県と、それから財団の姿勢が必要だと思うのですが、そのためには計画にしっかりと位置付ける必要があると考えますが、いかがですか。
文化課長
 御指摘の管理運営計画でございますけれども、KAATの開設準備期間中の平成20年3月に、開設に向けまして県が作成したものとなっております。この計画におきまして、説明責任を伝えている箇所は、御指摘のとおり事業評価の項目でございますが、その内容といたしましては、評価結果は運営状況、成果等と併せて広く公開し、設置の目的や運営方針、また事業実施の方向等について、公共施設としての説明責任を果たすというもので、評価結果のみならず、全般的なものとなってございます。
 この計画を踏まえまして、県と財団の間の基本協定書におきまして、事業等の計画や実績報告書を毎年度ホームページ等に公表するなど、県民への周知に努めるものとしております。
芳賀委員
 最後に、これらを踏まえて今後どのように本県で文化芸術振興を図るのか、県民の皆さんに対する説明責任をどう全うしていくのか、当局の決意を伺いたいと思います。
くらし県民部長
 文化芸術振興の推進に当たりましては、県はもちろんのこと、文化施設の運営に当たっている指定管理者も同様に県民の皆様に対する説明責任を負っていると認識しております。今後も一部非公開情報を除きましては、積極的に、かつ分かりやすく情報の公開を行ってまいりたいと考えております。
 また、本県の文化芸術振興において、文化施設の運営は極めて重要な柱となっておりますので、施設の運営を行っている指定管理者の専門的な能力やノウハウを活用しながら、良質で魅力的なプログラムを提供し、文化芸術による地域のにぎわいづくりを進めていきたいと考えております。
芳賀委員
 最後に要望させていただきますが、文化芸術の特に行政の関わる分野においては、県民の皆さんの目線に立ち、情報を公開し発信することで、施策や事業について理解され信頼されている状況にあることが、行政が文化芸術と関わるに当たっての前提だと考えます。
 例えば芸術だから、演劇やクラシックなどの業界での慣例だからという理由で説明が済まされ、説明が漠然としていて、明確にしなければならないことがあやふやになっていると県民の皆さんが感じてしまうことは、逆に信頼を失い、行政の文化芸術に対する支援の必要性や最終的には文化芸術の存在意義が問われてしまう、非常に憂慮すべき状況になってしまうと危惧しています。
 文化芸術をしっかりと振興し、心の豊かさや多様性のある社会の実現、次世代に文化を伝えていくことが重要と考えているからこそ、当局の姿勢や今までのやり方に疑問を感じ、今回、質問させていただきました。是非この危機意識を共有していただき、本県が全国に先駆けて県民の皆さんからの信頼を受け、情報公開と、その発信について積極的に行い、文化芸術振興を県民の皆さんと一緒に進める体制の構築を強く要望して質問を終わります。

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2013年 産業振興・経済活性化特別委員会-11月19日

芳賀委員
 それでは私は、本日配付いただきました委員会資料7ページ、観光関連産業の成長促進に関連して、6月の当委員会でも取り上げられましたが、7月に台湾で開催された神奈川フェアについて幾つかお聞きをし、また、神奈川産品の海外販路拡大について、併せてお聞きをしていきたいと思います。
 まず、台湾での神奈川フェア以前に、県が海外で物産展を開催したことがあるのか、お聞きをしたいと思います。
国際ビジネス課長
 平成23年にロンドンで神奈川県フェアを開催しております。場所は、ロンドン中心街にあります日本食品などの販売店で、4月末から約3週間、実施しております。
芳賀委員
 そのロンドンではどのようなものが出店をされ、評価はどうだったのか、お聞きをしておきたいと思います。
国際ビジネス課長
 ロンドンで開催した際ですが、県内企業15社で45品目、飲料品、せんべい、麺類、調味料といった加工品が販売されました。現地のイギリス人からはおいしいという評価が非常に高く、また会場となった販売店からは、試食等のキャンペーン実施や特徴のある商品構成で、販売は好調であったと評価されております。
 一方、出店した企業からですが、ちょうど東日本大震災の後ということがございまして、海外での販売には興味があるんだけれども、放射能検査の負担を考えた場合、輸出規制が緩和してから検討したいという声が多かったんですが、中には現地での販売実績、これを機としまして具体的に輸出を検討し、その後、販売を行った企業もございます。
芳賀委員
 次に、今回の台湾の神奈川フェアへの最終的な出店者数をお聞きさせていただきます。また併せて、来店者数と売上合計額もお聞きしたいと思います。
かながわブランド戦略担当課長
 今回のかながわフェアでの最終的な出店者数は27者、会社と個人を含めまして27者でございました。
 また、来店者数なんですが、開催しました会場には来店者数をカウントするようなシステムがなく、把握はできなかったんですが、レジの通過者数、要するに、お買い上げいただいたお客様の総計は約9,000人でございました。また、売上合計は日本円で約1,200万円でございました。
芳賀委員
 来店者数の方は今後はカウントを是非していただければと思います。
 台湾では、三浦半島のカボチャ、県西地域のかんきつや足柄茶等も出店されると聞いております。県内産の農産物では他にどのようなものが輸出品として考えられるのかをお聞きしたいと思います。
農業振興課長
 台湾ではカボチャ、それから県西のかんきつがよく売れたんですけれども、神奈川県の中では、三浦半島で冬から春にかけて生産されます大根、キャベツが、東京都の中央卸売市場にも出荷されておるということもありますので、最も有望な、輸出可能な品目だというふうに考えております。
芳賀委員
 それでは、今回の台湾の物産展をどのように当局として評価されているのか。また、出店者からのフィードバックについてもお聞きをしたいと思います。
かながわブランド戦略担当課長
 県といたしましては、出展した農水産品や加工食品について、台湾での消費者ニーズや味のし好を把握することができ、また、現地においては、どのように消費者に対して販売すれば売上げが増加するのかなどといった販売ノウハウを知る良い機会であったと考えております。
 例えば消費者ニーズにつきましては、かながわブランドに登録されています湘南レッド、これは紫色のタマネギなんですが、こちらはサラダ用として生で食べるということで、台湾産のタマネギと差別化ができまして、売上げは好調でございました。また、販売ノウハウに関しましては、試食を多めに提供し、これは日本でやるよりももっと多めに提供したということなんですが、まず味を知ってもらうことが必要であるというようなことや、出店した農産品を使用したお料理のレシピを配付することなどで売上げにつながることが分かりました。出店していただいた皆様からも同じような評価を頂いております。
芳賀委員
 今回の物産展を踏まえてどのような対応をこれから行っていくのかを伺いたいと思います。
かながわブランド戦略担当課長
 今回の物産展におきましては、出店者に対し、現地バイヤーとの引き合わせも同時に行っておりますし、一部の出店者は現地でそのまま商談成立ができました。また今後、現地で引き続き、商品を取り扱ってもらえることになった出店者もいらっしゃいます。現在、引き続き商談継続中の出店者もございまして、県としまして、商談成立に向けて継続的な支援を行っているところでございます。
 また、来年の1月、同じ台湾の台中市内にありますスーパーで物産展を行う方向で検討しておりまして、現地のスーパーや本県からの出店予定者との調整を行っているところでございます。
芳賀委員
 今後も海外で物産展を開催する場合に、今回の取組を踏まえて改善すべき課題などがあれば伺いたいと思います。また、その課題の解決に向けてどのように取り組んでいるのか、併せて伺いたいと思います。
かながわブランド戦略担当課長
 海外での県産品の物産展につきましては、継続性が重要であると考えております。他の県においても、継続して同じ国で繰返し物産展を開催することによりまして、その県の産品の知名度が上がり、売上げの増加につながっております。スポット的ではなく、継続的に開催することにより知名度が上がり、売上げも増加すると期待しております。
 改善すべき課題でございますが、開催時期について検討する必要があると考えております。今回は7月に開催いたしましたが、農産物に関しましては、収穫時期や旬を考慮いたしますと、別の時期の方がより効果が上がると考えております。また、今回の経験から、試食販売による効果が予想以上に大きいことが分かりましたので、それぞれの商品特性に応じました販売促進策をあらかじめ考えていくことも重要であると考えております。
芳賀委員
 最後に要望させていただきます。海外での物産展は、先ほども守屋委員からもありましたように、やはりプロモーションということで、こういったことも是非継続的に取り組んでいく必要があると考えますので、よろしくお願いいたします。
 そして、今回の評価を踏まえまして、次回の開催に向けてしっかりと現地のマーケティングリサーチを行っていただいて、開催時期も再検討された上で、農産物や加工品だけでなく、畜産、水産物も含めた、神奈川県の誇るべき物産の魅力の発信をまず行っていただくとともに、欲を言えばということで、輸出の可能性を探るなど、更なる御努力をお願いしたいと思います。
 それでは、次の項目に移ります。さがみ縦貫道路の開通について伺いたいと思います。
 平成25年度中にさがみ縦貫道路の相模原愛川インターチェンジと高尾山インターチェンジ間が開通することで、東名高速道路と中央自動車道がつながります。さらに、平成26年度中には残りの区間が開通するということで、山梨県や北関東から湘南地域まで直接アクセスできるようになります。中央自動車道や関越自動車道から本県へのアクセスが飛躍的に向上することは、観光面においては非常に追い風の一つになると思います。そこで、さがみ縦貫道路の開通に関連した観光施策振興の取組について伺いたいと思います。
 さがみ縦貫道路が開通すると、観光客の誘致の面で本県にどういった効果があると考えているのか伺いたいと思います。
観光プロモーション担当課長
 さがみ縦貫道路が全線開通することで、関越自動車道から新湘南バイパスまでが圏央道でつながり、北関東の方々にとって神奈川がぐっと身近に感じられるようになります。具体的には、例えば関越自動車道の鶴ヶ島ジャンクションから新湘南バイパスの茅ヶ崎ジャンクションまでの間が、通常であれば1時間かからずに移動できるようになります。さらに、都心を通らずに本県にアクセスすることができ、渋滞がなく、所要時間を読めるようになるといった効果もあります。こうしたことから、北関東からのドライブ旅行やバスツアーの増加が期待できるというふうに感じているところであります。
芳賀委員
 首都圏をはじめとする近隣都県からの観光客の誘致に向け、県ではこれまでどういった取組を行ってきたのか、伺いたいと思います。
観光プロモーション担当課長
 県では、近隣都県及び県内をターゲットに、水のさとかながわをはじめ、神奈川の新しい観光魅力の再発見を目的とした観光キャンペーンを実施しております。今年度のこれまでの取組としては、観光キャンペーンの一環として、NEXCO東日本包括協定提携記念事業として、11月に関越自動車道高坂サービスエリアにおいて、水のさとかながわ観光キャンペーンイベントを実施いたしました。
 なお、来年1月、JR東日本の駅で乗車人員の最も多い新宿駅の西口地下広場において、PRイベントを実施することにしております。
芳賀委員
 さらに、さがみ縦貫道路の開通の機会を捉えて、どういった取組を行うのか、最後に伺いたいと思います。
観光プロモーション担当課長
 さがみ縦貫道路が全線開通することで、神奈川県へのアクセスが飛躍的に向上する群馬県や埼玉県をターゲットにしたプロモーションを行うことにしております。今後、神奈川県の大きな魅力である湘南の海を徹底的にPRするため、民間企業と連携し、群馬県や埼玉県の大型ショッピングセンターで観光展を開催することにしております。また、自動車を利用した観光客の増加が期待されることから、高速道路会社との協働で、自動車利用による観光客にターゲットを置いた観光パンフレットを新たに作成し、サービスエリア等で配付することを予定しております。
芳賀委員
 最後に要望させていただきますが、山梨県や北関東からの今までなかなか来づらかったところからの観光客が見込めるということで、是非とも積極的なプロモーションを行っていただいて、本県の観光客をもっと増やしていただけるよう御努力をお願いして、私の質問を終わります。