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2012年 環境農政常任委員会-07月04日

芳賀委員
 前回に引き続き、みんなの党の芳賀です。よろしくお願いいたします。
 生物多様性の話は、また今度させていただくということで、喫緊の課題として、台風4号に関する農林水産業等の被害についてお伺いをしたいと思います。
 県内農家ではビニールハウスの損壊のほか、作物の収穫に大きな影響が出ていると聞いておりますし、畜産業、林業、水産業にも影響があったと思われます。そこで、現時点で把握されていることで結構ですので、被害の状況について伺いたいと思います。
 まず、農業関係の被害について、被害状況と被害額も含めて教えていただきたいと思います。
農業振興課長
 それでは、昨日12時時点で取りまとめております状況についてお話をさせていただきます。
 まず、農業施設への被害でございますが、温室のガラス、パイプハウスのビニールなど副資材等の破損がございまして、県全域から報告が挙がってございますが、それぞれ小さいものでございますので、被害総額は94万円程度となってございます。
 ただ、野菜の被害につきましては、県内全域で、これから収穫に入りますトマト、キュウリ、ナス、スイートコーン等、夏野菜に関して、強風による被害が生じてございます。また、三浦半島では、スイカ、トウガン、カボチャなどが、強風に加えて、海風で吹き寄せられる潮の害、つまり塩害を受けております。今後、こういった害によりまして品質の低下、それから出荷量の減少などの影響が見込まれますので、被害総額としましては、野菜では1億8,400万円程度と見込んでございます。
 果樹につきましては、やはり強風で小田原市の梅、南足柄市の梅とキウイフルーツ、県央地区ではナシとブドウで大きな被害が出ておりまして、落下、枝葉の傷みといった形で、総額1,500万円程度となってございます。これらを合わせますと、被害総額は農作物関係で2億円程度という状況でございます。
芳賀委員
 次に、農道や水路など、農業施設の被害について、被害状況と被害額も含め教えていただきたいと思います。
農地保全課長
 農道や水路などの被害でございますが、農道については特に被害はございませんが、農業用施設の被害としまして、厚木市の一部と愛川町の一部の農地をかんがいしております相模川の小沢頭首工におきまして、ゲート4門のうち1門が流出する被害が生じました。被害額については、現在調査中でございます。
芳賀委員
 復旧工事の予定は、被害額とか現状の調べが終わってからということでしょうか。
農地保全課長
 そのとおりでございます。
芳賀委員
 次に、畜産関係の被害について、被害状況と被害額を含めてお伺いをいたします。
畜産課長
 畜産への被害でございますけれども、平塚市内の牛舎におきまして、天窓が破損いたしました。小破でございましたので、既に補修は済んでございます。被害額としては16万円程度でございます。それから、同じ市内の堆肥化処理施設のビニールハウスでございますが、強風によりあおられまして、ビニールハウスの部分が飛ばされたという被害がございますが、既にこれにつきましても応急処置がとられたようであります。今回幸いにして、この2件の公式な被害状況が上がってございますが、畜産関係では軽微な状況でございます。
芳賀委員
 次に、森林関係の被害についての被害状況と被害額を教えていただければと思います。
水源環境保全課長
 森林の被害でございますが、7月3日現在で倒木及び土砂流出による被害が、南足柄市など県西部を中心に29箇所発生しておりまして、被害面積は約5ヘクタール、被害額は1,800万円程度でございます。
森林再生課長
 森林に関しまして、林業用施設についてお答えさせていただきます。林道への被害ですが、小田原市の足柄幹線林道をはじめ43路線の県営林道において、倒木や土砂崩壊などがございまして、被害額は2,300万円程度となっております。現在、緊急工事で対応してございまして、そのうち21路線が通行を回復しております。また、残りの路線もほとんどが7月中には通行を回復できる見込みです。
 また、治山施設の被害ですが、洒水の滝下をはじめ2箇所で、施設の際から土砂の流出等が発生しておりまして、被害額は現在調査中でございます。
芳賀委員
 最後に、水産関係の被害について被害状況と被害額を、分かりましたら教えていただきたいと思います。
水産課長
 水産関係の被害でございますが、漁業協働組合事務所の屋根、活魚出荷場の屋根と壁の破損がそれぞれ1件、漁具倉庫の破損が3件、漁船の船体等の破損が2件、船外機の破損が1件、定置網の破損が2件、あと、いけすの破損とともにいけすの中の畜養魚の流出がございまして、それが1件発生しております。被害額につきましては、現在具体に確認中でございまして、調査中でございます。
 なお、参考といたしまして、三崎漁港におきましても被害がございました。台風による越波によりまして、二町谷地区の南緑地の土留め擁壁及び植栽等の破損、並びに花暮1号出漁準備岸壁のフェンスが破損いたしました。現在のところ、二町谷地区での流出した土砂や側溝蓋の飛散などの片付け及び仮設フェンスの復旧は終了いたしました。なお、本復旧に際しましては抜本的な対策を検討する必要がございますので、関係機関と調整をとりまして、今後検討させていただきます。
 また、小田原漁港につきましては、本港内及び御幸浜において、ごみ、流木等多数漂着がございましたが、既に対応済みでございます。
芳賀委員
 やはり台風が上陸するのが季節的に若干早かったのかなというところで、今ざっと聞く限りで約3億円ぐらい、調査中も含めるとそれを超えるかもしれない被害が出ているというところでございます。これから本格的な台風シーズンになりますので、是非とも県民の皆さんに安全・安心を届けるという部分で、今後、この対策等に迅速に対応していただければと思います。では、私の質問は終わりまして、次に、岩本委員から質問いたします。

芳賀委員
 当常任委員会に付託されております諸議案及び当委員会に関連します事項につきまして、みんなの党神奈川県議員団として意見発表を賛成の立場から行わせていただきます。
 まず、生物多様性の取組についてです。
 IGESも関係していたリオ+20が終了し、次はCOP11に向けて世界は動いております。その動向を注視し、神奈川県としてIGESとも連携し、再生可能エネルギーの施策でも先進する本県の取組に期待いたします。
 次に、台風4号の被害についてです。
 これから出荷の夏野菜など、県民の皆さんの生活に影響する被害もあり、被害状況を調査中の小沢頭首工などを含めなくとも、環境農政局で把握されている被害額は約2億8,000万円ということを考えますと、今後、被害を受けた方々への丁寧な対応と、また海岸のごみ問題もあるやに聞いておりますので、これからの台風シーズンに備えて迅速な対策等をお願いいたします。
 次に、かながわ農業活性化指針についてです。
 食と農と基盤という三本柱は、正にかゆいところに手が届いた視点でありますが、農業者からの大地の声に十分耳を傾けながら、市町とも十分な連携を図り、掲げられた目的が速やかに確実に実現するようお願いいたします。また、新たな地産地消の仕組みづくりとして、マッチング商談会、オーダー型農業推進事業、地魚流通促進事業など三つの事業について期待をしております。是非頑張っていただきたいと思います。
 以上申し上げました観点から、なお一層の御努力を期待いたしまして、当常任委員会に付託された諸議案について賛成いたします。

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2012年 震災対策調査特別委員会-07月03日

芳賀委員
 防災知識の習得、普及・啓発というところで、先生はすごく重要だとおっしゃっていらっしゃるんですが、アボイド情報の提供というところで、これはレベルが多分すごくあると思いまして、地域の皆さんは地域の危ないところを全部分かっているというのが、もちろん理想の状態ではあると思うんですが、その辺のどこの段階から始めていくかとか、最低限というとこのレベルまで皆さんは知っているようにというような形があれば教えていただきたいのと、先ほど災害リテラシーという言葉が出てきましたので、それで災害リテラシーが上がってきたときに、学校とかは試験という簡単な方法があるかと思うんですが、大人の社会とかそういった部分で、災害リテラシーを計る評価方法という意味で、どのような形があるのか是非教えていただければと思います。
吉井参考人
 アボイド情報というのは、私はかなり前に県の企画を聞いて、実際地図を見て、自分が住んでいる地域に、例えば過去に崖崩れが起きたことがあるんだとか、そういう過去の一つの履歴ですけれども、そういうものが出ていたので、ああなるほど、ここはこんな危険があるんだというところがあったんだけれども、アボイド情報をもうちょっと広目に取っていただいて、ここは昔、沼だったところで、埋め立てをしていると。だから、結構地盤が軟らかいとか、液状化を受けやすいところだというのが分かるような、その土地の履歴みたいなものを含めて本を作っていく。
 それから、予想されるもの、例えば津波の浸水予測図も含めて、こういうふうに津波がここまで来る可能性がありますよと。洪水は過去にここまで来たし、最悪のハザードマップを見ると、もうちょっと来る可能性がありますよと。そういう様々なものを全部地図情報で示す。そうすると、それを例えばネットでちゃんと見られるようにすれば、自分のいる場所、あるいはふだん買物に行く場所とか勤務先とかをクリックしてみると、そうすると過去にこんなことが起きたんだと。これは相当危険なところだなとかが分かるような仕組み。つまり、他のことはどうでもいいんだけれども、自分のところはどういう地震災害の危険があるのかというのが分かるような仕組みをできるだけつくっておく。それは結構時間がかかるんです。お金をかけないでうまくやる方法は多分あると思うので、その辺をだからこれから例えば10年かけて一つずつ整備していきます。その都度ちゃんと発表してもらってというような経過、そういうことをすれば、多分アボイド情報でだんだんよくなってきて、自分が例えば新しくどこかへ移る場合とかあるいは転入したときに、市役所や区役所で見せてもくれるし、ネットでも調べられるということにすれば、そういう意味では自分のリスク、置かれている位置がよく分かる。そういうのがまず基礎として必要だろうと思うんです。
 これは、今までの県で把握しているものだけでは駄目なので、相当継続的にやっていかなければいけない。
 それから、もう一つは、リテラシーの話ですけれども、いろいろなところが資格的なことをやっていて、私もちょっと関係しているのは、防災士という資格ですけれども、一応こういう基礎的なことを勉強しなければいけません。そうすると、試験があって、防災士の資格とか、あるいは日本自治体危機管理学会か何かは、別の資格をつくろうということなんですけれども、余りそういう資格ばかりつくるといろいろ問題もあるということで、私は資格に特にこだわらないんですけれども、教育の成果をどのぐらい、あるいは自分が勉強した成果はどのぐらいかというのを、仕組みで、おっしゃられるとおり、自分で評価できる。漢字検定ではないんだけれども、そういう自分の災害リテラシー度が分かるような、そういうことをつくるといいと思います。
 前に土砂災害で、これは国の方でつくった記憶がありますけれども、それは大雨が降ったときに、何かふだんと違うようなばらばらと音がしたとか、そういうのだとどのぐらい危険性があるとか、そういうふうな前兆現象についてどのぐらい知識があるのかというのをチェックしていってやる方法とか、幾つか提案させていただいて、具体的なものもありますし、神奈川県でつくられてもいいと思います。
 それから、ボランティア。私もいろいろなボランティアの研修に行きますけれども、ボランティアで研修した後に、そういう試験をしてもらう。
 静岡県は、静岡県防災士という、これは防災士とちょっと似ているんですけれども、そういうことをやっています。福岡市の博多あん・あん塾や高知市もやっていますし、県でそういう養成講座みたいなのをきっちりやって、それで修了証を出す。そのときにちょっと試験的なことをやってみる。いろいろな工夫はあると思います。
 ゲーミフィケーションが最近はやっているんですけれども、ゲーム的な感覚でもってやる。そういうことを行えばどんどん得点が上がっていくといいのではないか。モチベーションを上げるような、そういう仕組みも是非そういう中でつくっていければと思います。